こんにちは、栃木県真岡市(もおかし)のマメチコ Fashion & Vintage です。
待ちに待ちました。
「classic paris duster」「paris duster coat」と続いてきた「パリダスター」シリーズの復活です。
classic tweed paris duster 」( DjangoAtour ANOTHERLINE )
1920年代「パリメイド」のロングダスターコートを再構築した本作は、冬場の活用を想定して上質なウールによるリリースとなります。
実は店頭でも「もう出ないんですか?」の声がもっとも多かったアイテムが「パリダスター」というコートでした。
私自身、ジャンゴアトゥール内での最も好きなアイテムであり、
過去には、当店の周年記念の別注アイテムとして作製を依頼したこともあるくらい思い入れがあります。
すっきりとに見える構成のなかに垣間見える洒落感。
シンプルに映るけれど決して「普通」ではないところが、「パリダスター」の魅力でしょう。
コンパクトなサイズ感ゆえジャケットのように羽織れるなど
コートの枠を超えられる自由度の高さが大好きで、今でも、しょっちゅう着るし、出張時に手にとって出かけることもよくあります。
そんな大好きな「パリダスター」がウール素材で復活とあって、到着を心待ちにしていました。
生地は、羊毛を丹念に織り上げた尾州産のピュアウールのウールツィル。
総裏で高級裏地を使用しています。
ふんわりと柔らかな素材感。
あたたかで、それでいて軽い着心地。
シルエットは細身で、洗練されています。
まさに冬の「パリダスター」といえる美しい仕上がりです。
蛇足ですが、
どのブランドでも秋冬に向けたコレクションには
防寒を意識したアイテムがあるものと思いがちですが、
これだけ目まぐるしく情勢も、そして気候すらも変わる現代においては
そんな先入観も不確かなものとなってきています。
様々な分野の総合生産品である「服作り」においては尚更のことで
生産背景や、生地、そして生産に携わる「人」は永遠に同じではいられません。
次のシーズンも自分に適した服があるかどうかはわからないものです。
だから、
ごく少数で、熱意をもって活動を続けられている「ジャンゴアトゥール」というブランドと、久しく生産のなかったアーカイブから復活した「パリダスター」をしっかり見てくれたら嬉しいです。
店頭で実物を触れてほしいって、心のそこから思います。
今回のブログで紹介したアイテムは、栃木県真岡市(もおかし)の実店舗と、オンラインショップにて販売しております。