森が身近にある路地裏でお店を営んでいると
自然の色々な声、目に映るもの、日々いろいろな気付きがあります。
お店番をしながら、ふと目を閉じると蝉の声、鳥の声。
雑貨屋マメチコのある路地裏は本当に不思議なもので、
石塀と木々の道を少し歩くだけでも、
まるで幼い日の夏休みに戻ってきたような感覚になります。
そういえば、子供の頃あこがれていたお姫様みたいなアクセサリー。
お菓子を我慢して100円で買った駄菓子屋の指輪が宝物だった頃。
深呼吸して、
もう一度目を開けると、
着る服によって色が変わるネックレス。
果実のようにみずみずしいチェコガラス。
早く起きた朝、葉に光る朝つゆのようなガラスビーズ。
そうだ、魔法はここにもあったんだ。
そんなふうに思います。