当店初の別注アイテム「ヘヴィリネンのパリダスター」は
皆様のご支持をいただきましたおかげで
全サイズ完売となりました。
この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。
5周年というタイミングで別注企画を出せたのは
本当に本当に有り難いことで、
さらにはその全てを皆様の元にお届けできましたことに感激しております。
(ご興味を持っていただいたにも関わらず
数量の関係でご用意できなかったお客様には、
申し訳なさと同時に、有り難さも感じております。)
購入いただいた多くの方から嬉しいご感想なども頂戴し
企画して良かったと心から感じております。
マメチコは Django Atour をお取り扱いしているお店としては若いほうとあって
初めてこのブランドの服に触れるかたもたくさんいらっしゃいます。
店頭でも「 Django Atour 」についてご説明する機会も増えてきたので
今日はこのブランドが作る服の魅力について
僕たちが感じていることを書きたいと思います。
Django Atour 公式サイトでは以下のような紹介がされています。
Django Atour は1997年から展開しています。
歴史的服飾(主に1600s-1950s)に影響を受けました。
様々な労働に関わる服、伝統や民族としての服、
芸術や音楽に関わる服や哲学など服飾は時代を映し出します。
それらと向き合って得たエッセンスをいつも大切にしています。
少量生産でございますが毎月コツコツ作っています。
brand since 1997皆様が「ジャンゴ・アトゥール」というブランドに巡り合い
ワクワクするような日々を送って頂けたらと願っています。
「良い品質とは作る人の魂の証である」これが私達のモットーです。
積み重ねてきた年月と経験に胡坐をかくことなく作り続けます。
company since 1986
僕たちはジャンゴのアイテムに沸々とした「熱」を感じています。
今ではヴィンテージやアンティーククロージングを
モチーフとするブランドも多々ありますが、
その多くがディテールに注力するのに対して
Django Atour が掘り下げるのはもっとパーソナルな部分。
制作のきっかけとなるのは資料的価値のある服にとどまらず、
場合によっては1枚の写真や絵画ということもあります。
注目するのは、人生がにじみ出たような魅力のある着こなしや人物そのもの。
服もそのものはヤレてクタクタ。
なのに、むしろそれが格好良く、
それぞれが自身を反映させた装いを楽しんでいるのです。
当時は、現代よりもはるかに服が貴重だった時代。
多少綻んだくらいでは捨てることはなかったはずで、
直しつづけ、手を加えながら、文字通り愛用された服達は
持ち主を写し出す鏡のように使い込まれていたことでしょう。
例えばシャツであれば、自分が使いやすいように襟をアレンジ。
場合によっては取り去ってしまうなどの大胆さだって
ごく自然なことだったのだと思います。
ジャンゴアトゥール が着目するのはそういうパーソナルな部分にあります。
(持ち主の人生が反映された部分に格好良さを見出していると言えばよいでしょうか。)
「使ううちに変化してしまった。」「着やすいようにしてたらそうなった。」など
所有者が好みに合わせて手を加えていったようにしか見えない不思議なデザインを紐解き、
持ち主がこの世を去ると同時に消えていくはずの限定的なディテールを
「現代に着るための意味」を加えて抽出していく。
そうしてリリースされる服は、
まるで職業と服装が密接な関係にあった時代のような要素を含み、
クラシックな服に感銘を受ける人にとって
自分のライフスタイルや趣味趣向を乗せられる器としての
自由度がとても広いんです。
特徴的な要素は服のなかにごく自然に散りばめられているからこそ
装う姿勢そのものを楽しむことができる。
アンティーククロージングさながらのディテールの面白さと同時に
現代の空気で呼吸するリアリティがあるんです。
お店として「ジャンゴじゃなきゃしっくりこない。」と感じるのはそういう部分で
クラシックだけでなく、ときには現代的な服ともミックスして楽しんでほしいと
考えている僕たちにとっては
とても特別に感じるブランドなんです。
アンティーククロージングが持つ「個」の魅力と
現代的なバランス感覚や、ライフスタイルにそう奥深いデザインがリンクした、
まさに「着用者とともに時代を生きる服。」という印象。
僕が Django Atour の一(いち)ユーザーだった頃から、
服をご提案する立場となった現在に至るまで
ブランドの不変的な魂を感じ続けています。
(服から感じる「熱」はたぶんこの辺が理由でしょう。
Django Atour のN氏とお話をさせていただくと常々感じるのは、
「自分たちはこういう服が格好良いと思う。でも、好きなように着てほしい。」
そんな何も隔てない自由さ。
時折、製品説明に使われる「国境なきワーク」というフレーズは
実はユーザー側にも向けられたメッセージなのだと思います。
「ファーマーズリネンシャツ」、「フレンチ ワークエラ ジャケット1770」。
もちろん別注に選んだ「パリダスター」も。
それぞれのアイテムはまさにそれを具現化したような仕上がりを見せています。
着れば抜群に格好良いのはもちろん、
それだけではない「熱」を感じていただけたならとても嬉しいんです。
マメチコというお店としては
Django Atour のそういう魅力をこそ
お伝えしていければな~と考えています。
******
通販サイト
真岡市のお店(栃木県真岡市台町2418)
※店舗の向かい側に駐車場3台
→お店への道順を画像付きで見る