本日ご紹介するのは「椅子」です。
雑貨屋を掲げる当店らしいアイテムですね。
英国製のリプロダクション。
ブリティッシュミリタリーフォールディングチェアが入荷しました。
「BRITISH MILITARY FOLDING CHAIR
Tools OF Coventry 」( select import )
展開色 M.O.D Olive
かつてイギリス軍が使用していた
折り畳み式ミリタリーチェア(通称ローバーチェア)の現代復刻版。
製作は、英国軍への納入の実績を持つファクトリー
ツールズ オブ コベントリー社
(Tools OF Coventry 1936年創業)によるものです。
大戦時、イギリス軍は ランドローバー社の車両を軍用トラックに採用します。
ローバーチェアの通称は、
車内をフレキシブルに活用するため排した後部座席の代わりとして、
この折畳み式の椅子を車載させていたことに由来するものです。
また、前述の軍用トラックに付くホロには
ハーレー・スティーヴンソン社(Halley Stevenson’s 1864年創業)の
ワックスドコットンが採用されていました。
その背景を踏まえて、
本品の座面と背もたれで使用されているワックスドコットンもまた
同社のファブリックが選択されています。
本国イギリス製を背景とした質実剛健さに加え、
生産や素材のバックボーンも含めたリプロダクションに妥協は見えません。
元となったローバーチェアは名作と呼ばれるミリタリーアイテムの一つ。
個人的に思う本品の魅力は異素材のバランス感にあるのかなと思います。
金属、木材、キャンバス。
それぞれの特性が活かされた配置と役割。
アルミ製のパイプは頑強さと軽さを。
キャンバスは耐久性と座り心地の良さを。
特に嬉しく感じるのは、
肘を乗せる箇所には木材が使われていること。
軍用品としての出自のはずなのに、ちょっとぬくもりのある印象。
着座の際に直に肌が触れることへの配慮が感じられるようで
冷たい軍用品のイメージを僕のなかに生まなかったんです。
(かつての戦地でも、着座すれば少なからず気持ちが落ち着いたことでしょう。)
シンプルながら主張する造形の美しさに、
一目見て、部屋にこんな椅子があったらとワクワクさせられました。
まだ、ヴィンテージである実物の風格へは届きませんが、
育てる楽しみや、新品で迎え入れられる贅沢さは
リプロダクション品ならではのものがあります。
本来の用途にならって、アウトドアでの活用はもちろんのこと。
せっかく綺麗な状態から楽しめるのですから、
静かな室内で読書をしたり、音楽を聴いたりと
自分だけの時間を過ごす場所にそっと添えてみてはいかかでしょう。
(ちょうど、室内で過ごすことも増える梅雨ですしね。)
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