今日ご紹介するのは、
「超」が付くほど有名ですが…
「チープ・シック」。
1975年アメリカで発刊、
その内容が当時の若者に受け入れられ、ファッション用語にもなったこの本、
日本では1977年に翻訳発売後、度々再販されています。
「本当に役立つものなのか何なのか」、
「お金をかけずに、洗練された着こなしをする方法とは」について
ファッションデザイナーから一学生まで、
様々な服装哲学と実例を挙げつつ書かれています。
僕が読んだのは、もう何年も前になりますが、
大きな衝撃を受けたのを今でも覚えています。
服に対する見方というよりは、
自分自身とモノとの関わり、価値観を一変させた素敵な本でした。
さて、内容は当然として、
僕がお薦めしたい理由はこの本の文体です。
一貫して、語りかけるような、なんとも優しく品のある調子で、
心地よく読めること請け合いです。
(因みに、翻訳はあの「片岡義男」先生によるものです!)
静かに過ごしたい休日にはぴったりではないでしょうか。