チコです。
雑貨屋マメチコもオープンしてから数日が経ち、商品も充実してきました。
店内にはたくさんの作家さんの作品に混ざって、
年代や生産国も様々な“古いモノ”も置いています。
今日はその“古いモノ”のことを少しだけ。
マメもチコも“古いモノ”が好きです。
時代を経たからこその絶妙な色合いや質感に触れ、
当時の技法を垣間見るのはとても楽しい瞬間です。
特にチコは“現代のモノ”と“古いモノ”をミックスして生活するのが好きなため、
普段の服装にもよく古着を合わせています。
例えば朝晩の外出のときなど、
防寒性に優れた古いアメリカ軍のコートは手放せません。
軍用の衣類などは戦場という過酷な状況での使用にも耐えられる(兵士の命を守れる)よう、
軍が定めた細かな規格に沿って作られているので、
その丈夫さ・機能性は折り紙つきです。
僕が古着をよく着るのは、そういう道具としての部分や、
服そのものの細かいディテールにドキドキするのもあるのですが、
かつての戦争の衣服が、
今ではこうして日本の雑貨屋でのんびりと使われているなんて
素敵なことじゃないかなとも思っているからです。
“古いモノ”は、理由はそれぞれですが、元の持ち主が手放したモノたちです。
生活に取り入れることで毎日がちょっと楽しくなったり、
組み合わせで今持っているものを輝かせてくれたり、
そのどれもが新しい持ち主との『出会い』を静かに待っています。
僕たちは、作られた国も時代も混ぜ合わせて、
お客様に『モノ』との出会いを提供できればいいなと考えています。