趣味がアウトドアの方ならご存知であろう「ミレー」。
創業は1921年、フランスにて創業されたミレーは、アウトドア衣料界に革命をもたらしたブランドです。
本日は、マメチコにこの秋入荷したヴィンテージアイテムから
1970-1980年代フランス製 ミレーのダウンジャケットのご紹介です。
1970-1980’s French Down Jacket by MILLET Grey × Red( Vintage clothing )
1977年には「Gore-Tex素材」の高機能アウターを世界で初めて開発し、
翌年ミレーのチームがエベレスト無酸素登頂に成功しています。
現在に至るまで、極限状態を想定した製品作りを続けており、アウトドアギアのトップブランドの一つです。
さて、アウトドアウェアはその性質上、新たな技術でアップデートし続けるものです。
より高機能を目指し、非常に短いスパンでニューモデルが入れ替わりますが、
基本的には、より構造的には強く、劣化や破綻しづらいものを目指すため、
外見としては「シンプル」となるのであろうと思います。
となると、当店でセレクトしたいものとはやや合いません。
私たちがデイリーウェアとしてご紹介したいと思えるデザインは
服ごとに違う「色使いの楽しさ」や「シルエットの多彩さ」にあるため、
「シンプル」を突き詰める最新アウトドアウェアは僕たちの琴線には触れづらいのです。
そこで本品、70~80年代頃の「ミレーのダウンジャケット」です。
国外製造を中心とする以前の、フランス製の一着です。
水鳥の羽がパンパンに詰まったボディに、同様の別体型フード。
当時らしい「グレー×レッド」のバイカラーも鮮烈です。
特に惹かれたのはブランドタグの主張の激しさにあります。
なんとブランド名とともにフリークライミングに興じる様子が描かれています。
こんな多色づかいで大判の「絵」をタグとして採用しているなんて独創的ですよね。
ブランドの気概を感じさせるメッセージ性の強いデザインです。
ヴィンテージを買うときって、服そのものはもちろん、タグに惹かれて買うことってあると思うんです。
私にとって、本品はまさに「心に刺さる」タグでした。
店頭にて是非実物の鮮烈さをご確認いただきたいです。
今回のブログで紹介したアイテムは、栃木県真岡市(もおかし)の実店舗と、オンラインショップにて販売しております。