ハリントンジャケット
Harrington Jacket, Grey Herringbone Tweed
ブランド側の説明より抜粋
春先のちょっと寒い時、秋冬職場まで車で行くときに
ちょっと羽織るのに必要なのが腰丈のブルゾン、ジャンパー。
今回はビンテージのインバーティアをモチーフに作ってみました。
パターン自体、そのインバーティアの一枚は
前肩部分が突っかかる感じがするので、
必要なゆとりを出して修正しています。
袖は一枚物のラグラン。YANK風の開きの無いカフス。
この仕様、本当によくできていて
「袖巾にゆとりは出る、でもしっかり袖口はしまって風は防げる。
さらに、ボタンで袖口の寸法調節もできる」。
素材、ウールツイードは
Moonglow Jacketでも使ったウールカシミアツイード。
裏地、ポリエステルコットン。
元ネタのブルゾン(俗にスイングトップ)自体、
1930年代からあるようですが、60-70年代のイメージが強いので
ポリコットンもありかな?と思い、裏地を選びました。
20代30代の時は体にそうような
シルエットのアウターを好んでいた僕も、
それなりの年齢になって
ブルゾンタイプの上着の渋さが響くようになりました。
外見的にも着心地的にも、余裕のある格好よさ
と言えば伝わるでしょうか。
ややボリュームのある男性的なシルエットや
ふんわりと体を包む着用感など、
「年齢を重ねるごとに似合っていくのでは?」
と感じさせてくれるような
奥深いデザイン性に魅力を感じます。
ワーカーズから今期リリースされたハリントンジャケットは
そんなブルゾンタイプの一着です。
採用されたウールツイードの雰囲気によって、
アウターとしての存在感は十分。
その印象に反するように、
着心地は軽快そのもので
実際に羽織ってみると驚かれるのではないかと思います。
僕が着てみた感想はまさにそれで、
こんなに雰囲気の良いアウターを軽やかに着回せることに嬉しくなりました。
(本作を活用できる秋冬を待ち遠しく感じたほどです。)
スポーツウェアやアウトドアウェアが
「機能」と同時に「軽さ」を追求するのは当たり前となったけれど、
ヴィンテージ由来のクラシックでオーセンティックな衣類は
体感的な重さ軽さに注力しているものは少ないように思えます。
(クラシックなジャンルの場合、伝統的な工法や素材によって
「重力感」が一つの魅力となる場合もありえますが。)
僕自身はハイテクウェアもヴィンテージアイテムも両方とも好きで
組み合わせを楽しんでいるけれど、
「軽く感じる」ということにとても魅力を感じるし
着る頻度はやはり「軽い」ものの方が多くなります。
ワーカーズからリリースされる製品は
それがヴィンテージ由来のアイテムであっても、
現在の感覚と照らし合わせた調整が行き届いています。
ご紹介のハリトンジャケットも同様で、
ワーカーズらしい実用度重視のパターン調整により
モチーフよりも一段上の運動性が光ります。
軽やかな着心地を秘めながらも、
ツイードアウターの存在感も楽しめる
稀有なブルゾンへと仕上がりました。
「秋冬のシーズンが巡るたびに
袖を通したくなる。」
きっと、そんな一着となるでしょう。
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