夏日もちらほら増えてきたここ数日、
そろそろTシャツが気になる季節となりました。

各ブランドからも
これからの季節を楽しく過ごせそうなアイテムが出始めてきていますが、
今回、キャプテンサンシャインから素敵なTシャツが入荷しました。

Crewneck Tube Tee

※ブランド側の説明より抜粋

実を言うと、僕はクルーネックって昔はちょっと苦手でした。
デザインとしてクルーネックそのものは大好きなのですが、
「僕の体型に合いづらい」というのがその理由です。

クルーネックのように、首周辺が詰まって服が似合うかどうかは、
首の長さと、首周辺の筋肉のバランスによって決まるものだと
僕は考えています。

首の長さ＝Tシャツから突き出る肌色の面積。
首周辺の筋肉のバランス=肩へと続く傾斜角度。
といった感じでしょうか。

丁度いいと感じられる長さと傾斜角度は
多分そんなに許容範囲が広くなくて、
首は少し長め（というか細め）で
肩までの角度は直角に近い方が
クルーネックが似合うバランスなのではと思います。

ところが僕の体型はこのバランスに当てはまらない。
（首は長くないし、首回りの筋肉もやや厚めです。）
だからか、どうもクルーネックはしっくりこないものが多かったように思います。

僕のような体型の場合の対処法は
首元が空いたデザインを着ること
（意図的に肌色の面積を広げて首を長く見せる）で解消できるのですが、
クルーネックを着たいという欲求は満たせず、
ずっと決定打となるアイテムを探し続けていました。

そんな時に見つけたのが
本作、「キャプテンサンシャインのクルーネックチューブT」です。

本作は
既存のクルーネックのような
首回りのバインダーが首の接合部にぴったりと添ってくるものではなく、
やや余裕をもたせた印象に設計されています。

これによって
懸念要素だった首が詰まった印象を感じることなく、
気づけばごく自然にクルーネックを取り入れられる。
そんな一枚に仕上がっているのです。

その首回りをよく見れば
バインダーは幅が広めで、
端は少し肌から立ち上がることにも気づかされます。

飾り気のないチューブTというアイテムだからこそ
各パーツがどう設計されているのかが
既存の同カテゴリーとの差別化ともなり
完成度に大きく関わってくる部分ともなるでしょう。

気持ちゆとりが取られた袖とボディのバランスには、
成熟した男性の体型が収まったうえで
魅力あるシルエットとなるよう意図されたものであることが感じられます。

オリジナルで製作された生地の質感も
ツルツルスベスベの硬質な印象ではなく、
あくまで日常着としてのコットンTの雰囲気を損なわないよう注力されながら
高級感がほんのりと上乗せされた印象です。

だからか
着用時に高級ブランドで固めたようないやらしさは皆無、
そのうえでTシャツオンリーの着こなしでも
不思議ときちんとした印象があるのです。

「一見、普通の丸胴天竺Tシャツ」。
でも実は
デザイナーの美意識をオリジナル素材のみで構築した
「大人の男性が取り入れるべきシンプルT」というのが
本作の正体なのではと思います。

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