チコです。
〝軽いこと〟はずいぶん市民権を得たと思います。
少し前までは〝厚みがあり、重量感があること〟が丈夫さのイメージでもあり、クオリティを量る上で、一つのものさしだったと思うのですが、今は〝薄くて軽い、しかも丈夫〟に価値の基準が移りました。
それは技術を突き詰めて初めて実現できることですが、進歩した技術が、生活に降りてくるサイクルが短くなったことで僕たちもその〝軽くて丈夫〟の素晴らしさを体感しやすくなったということでしょう。
「所有したい」と感じる要素の中から〝重厚感〟は外され、〝軽さ〟が新しいスタンダードに。
価値観が変わったことは、必要な物を厳選していくライフスタイルに賛同する人が増えたこともまた背景にあるでしょうか。
自分が生活していくなかで心地よく質が良いもの。
ワードローブもまたそういった少数精鋭で構成していく。身の回りの全てのものをフェイバリットアイテムに絞っていくこと。
もし〝軽さ〟に価値を認めるならば、そういう意味では、本作ライトウェイトパーカーは現代らしい逸品です。
「ライトウェイトパーカー(グレー)
LIGHT WEIGHT PARKA, Gray 」( WORKERS )
肉厚でずっしりではなく、暖かくなってからが楽しみになるような軽くしなやか、かつ風合いも良く、着心地はまるでロンTのそれ。
ですがこう見えて、実はそうとうクオリティの高い生地。
しかも、シルエット自体はベーシックという枠からいきすぎない洗練さのうちにあるから長く着ていくことができる。
これだけバランスがとれていると、適当に着てきたような雑さはみじんも感じさせません。
軽い着心地に、質の高さが心に響くパーカーです。
「必要な物なら、上質なものを」の感覚をお持ちの方にも
ご納得いただける逸品かと思います。