今日ご紹介するのはこちらの一着。
![1960年代イギリス製のウールメルトンコート](https://i0.wp.com/mamechico.com/wp-content/uploads/vj015-640-13.jpg?resize=640%2C853&ssl=1)
このコートを手にしたとき、ちょっとした既視感がありました。
初めて見るはずなのに、よく知っているような不思議な感覚。
それは袖を通すとより鮮明になり
まるで愛用している服を着ているような気持ちになったんです。
![1960年代イギリス製のウールメルトンコート](https://i0.wp.com/mamechico.com/wp-content/uploads/vj015-640-14.jpg?resize=640%2C853&ssl=1)
やや内側に入った肩ライン。
ハイウエストを強調するバックベルト。
などなど…
![1960年代イギリス製のウールメルトンコート](https://i0.wp.com/mamechico.com/wp-content/uploads/vj015-640-8-1.jpg?resize=640%2C847&ssl=1)
これらの特徴は Django Atour のアイテムを彷彿とさせるもの。
初見から強く惹かれるものがあったのは
共通した特徴を持っていたからなんですね。
タグなどがないので詳細は不明ですが、
生地は密度の高いウール地が採用され
ボタンホールが左右両方の身頃につけられている点などから
おそらくはデッキジャケットやそれに準じた用途のものだと推測されます。
外気をシャットアウトできるよう
全てのボタンを留めると体と服の間の空間がほぼ埋まる構造であることと、
厚手のウール生地や内に入る肩パターンによって
タイト目なSサイズといった着心地です。
普段Sサイズ中心の僕でも
撮影時にはジャンゴのリネンボーダーのみでジャストサイズでしたので、
許容量としてはシャツにカーディガンを重ねるくらいかと思います。
![ジャンゴアトゥールのボーダーシャツ](https://i0.wp.com/mamechico.com/wp-content/uploads/vj015-640-9.jpg?resize=640%2C853&ssl=1)
小振りで鋭角的な襟や
合理的なフラップ付きポケットとその配置。
胸回りや肩を絞ったパターンは
着用者の体に沿うようなラインを描くものです。
![1960年代イギリス製のウールメルトンコート](https://i0.wp.com/mamechico.com/wp-content/uploads/vj015-640-10.jpg?resize=640%2C854&ssl=1)
これらを一着のなかにおさめながらも、極めてシンプルな印象。
大人の着用に耐えうるヴィンテージアイテムかと思います。
防風性、防寒性に加えて、着用者をアップグレードするバランスなど
これ一着で完結させようという意図がはっきりと感じられるようです。
これまでにたくさんの服に触れてきた方にこそご提案したい
美しいショートコートです。
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